梅雨って冷戦みたい

梅雨というのは、冷戦みたいだなあと思う。

南にある太平洋高気圧(アメリカ)と北にあるオホーツク海高気圧(ソ連)のせめぎ合い。最後は太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げて梅雨明けとなる。

日本の気候は周辺国との歴史と重なる。

夏の小笠原気団・太平洋高気圧はアメリカ。台風はフィリピン→沖縄→日本本土あるいは、マリアナ諸島小笠原諸島→日本近海と進むコースは大戦末期の侵攻とも似ている。

梅雨ころに見られるオホーツク海気団はソ連で、北日本に吹く北東風やませは大戦末期の対日参戦のようだ。

冬のシベリア気団は冬将軍とも呼ばれ、ロシア・モンゴル・中国東北部に例えられる。冬の強い季節風は南下政策、元寇のようだ。

春・秋に目立つ揚子江気団は中国華中・華南。アメリカやロシアと比べると中庸的にみえる。