日本海も近い名古屋

太平洋側にある名古屋だが、気候的には日本海側のようになることもある。
日本海側からの季節風が強い冬季がその代表例だ。若狭湾から北西風が吹くようになると、日本海から流れ込んだ雲によってどんよりとした曇り空になり、雪が降ることがある。2005年の12月は20センチ以上の大雪になった。名古屋と若狭湾は100キロしか離れておらず、間に標高の低い関ヶ原があり、風が抜けやすくなっている。
名古屋より西にある四日市敦賀から90キロほどで、こちらは50センチ近い豪雪になったこともある。

太平洋側といっても、日本海から200キロ以上離れ関東山地で隔てられている東京と違い、名古屋や四日市は狭い地峡の風下にあたり、日本海からの影響も受けやすい地域である。